体験談

「ことば」の学びが変えた未来

「ことば」で自分を知り、友だちができた(舞さん・高校1年)

私は中学1年のときに不登校になりました。理由は、なんとなく学校が嫌だったから。特別にいじめがあったわけではないのですが、クラスの空気になじめず、いつの間にか行かなくなりました。
家でゲームをしたりユーチューブを見たりする日々が続きましたが、次第に「このままでいいのかな」と不安になることも増えてきました。そんなとき、母がこの「ことば」の講座を見つけてくれました。「オンラインでできるならやってみようかな」と軽い気持ちで参加しました。
最初の授業で言われたのは、「キミの得意なことを教えて!」ということでした。得意なことなんて何もないと思っていましたが、ゲームのことを話すと、先生は「それ、すごいじゃないか!」と興味を持ってくれました。そこから、ゲームのストーリーについて話したり、自分が考えたゲームのアイデアを発表したりするようになりました。
そんな経験を重ねるうちに、自分が何かを話すことが怖くなくなり、「自分のことば」を持てるようになりました。そして、「ことば」でつながる仲間もできました。今では、高校の友だちと、大学のこと、将来のことを話し合うのが楽しみになっています。

「ちゃんと話せる自分」になれた(佳樹くん・大学1年)

私は小学校5年生から中学3年生まで不登校でした。人と話すのが苦手で、「何を話せばいいのかわからない」と感じることが多かったのです。家族以外の人とまともに会話する機会もなく、「このままじゃ普通の人生は送れない」と焦るばかりでした。
高校は通信制に進みましたが、やはり人と話すのは苦手なまま。そんなときに高校の進路指導室の掲示板に貼ってあったのが、この「ことば」の講座でした。
最初は、ただ先生の話を聞くだけでした。でも、授業の中で「ちゃんと話すとは何か?」を考えるようになり、「相手の話をちゃんと受け取ることが大事なんだ」と気づきました。そこからは、話し方だけでなく、聞き方も意識するようになりました。
教わったことを身につけて、学校のクラスメートと話し合ううちに、自然と会話ができるようになり、人前で話すことも苦ではなくなりました。そのおかげで、大学入試の総合型選抜の面接でも落ち着いて話すことができ、無事合格できました。今では、新しい友だちもでき、「ことば」が自分を変えてくれたと実感しています。

「ことば」があれば、世界は広がる(茉奈さん・社会人2年目)
私は不登校ではなかったものの、学校ではあまり人と話さないタイプでした。「ことば」に自信がなく、「ちゃんと話さなきゃ」と思うほど、うまく話せなくなってしまうのです。そんな私が、この講座を受けたのは高校2年のときでした。

この講座は、基本はオンラインなのですが、一人ずつの事情に合わせてカリキュラムを作って授業をしてくれました。私は、「ことば」を通じて人とつながる方法を学びました。私の一番の弱点でした。特に印象的だったのは、「伝令ゲーム」や「パスワードゲーム」などの体験型の授業です。ゲーム感覚で言葉を学ぶうちに、「話すのって楽しいかも」と思えるようになりました。

その後、公募制一般選抜の大学入試の面接や大学に入ってからのインターンシップの面談でも、言葉を使って自分を伝えることができるようになり、自信を持てるようになりました。今は社会人として働いていますが、「ことば」の力は仕事にも生かせています。

「ことば」があれば、人とつながれる。未来を切り開くことができる。この講座で学んだことを、これからも大切にしていきたいと思っています。

自分の人生を楽しく充実したものにするために、
一人で歩けるようになるまで一緒に歩きます。